電子黒板画面の投影
電子黒板がより多くの場面で利用されるようになった背景としてコンピュータ画面の投影があります。電子黒板はそれだけでの利用でも便利なものですが、プロジェクタと共に使用することで実用的な対話型コンピュータスクリーンになるので、これが大きな特徴であり、メリットになっています。
このコンピュータ画面の投影ですがいくつかの方式があります。フロントプロジェクションはプロジェクタでホワイトボードの前方から投影する方式のことで一般的なのですが、操作する人がスクリーンの前に立つと影ができてしまう点が欠点となっています。
感圧式なら指や通常の指し棒をスタイラスとして使用できるものもあるのはメリットです。ちなみにプロジェクタ (projector) とはディスプレイ装置のひとつで、画像や映像を大型のスクリーンなどに投影することができます。
このプロジェクタにもいろいろなタイプが登場しており、最近ではCRTや液晶を使った投影で画像を拡大するのが一般的になっています。他にもスライドを投影するスライドプロジェクタ、透明なシート(OHPシート)に描いた図版を投影するオーバーヘッドプロジェクタなどが残っていますが、時代はデジタルタイプへと移りつつあります。
リアプロジェクションはボードの後方から透過的に投影する方式なので、操作者が観客方向に向いた時でも光で目が眩むことがないのがメリットです。しかし後方に広いスペースが必要で価格も高価なのが欠点となります。
短焦点プロジェクションはその名の通り短焦点プロジェクションが可能なシステムで、影の問題も軽減される高機能が特徴で、ホワイトボードとプロジェクタを一体化した機種もあります。